覚えて一生涯楽しめる太極拳

太極拳は体操として考えたら、ラジオ体操の方が優れている。

 太極拳は武術として基礎から行うから、真の健康を得られのです。体操太極拳では、真の健康にはなれません。

正しい理解と修練で武術をすると、本当の健康 と、太極拳は素晴らしい芸術になります。

本来の武術と しての太極拳は、体操太極拳、スポーツとして の太極拳、気功太極拳 などなどの世の中の太極拳を総括しているものです。

武術でいう基本はその技を構成する一つ一つの動きの合理性です。現在行われている多くの健康太極拳は主にマニュアルを読んでそのまねをしているようなものでしょう 。

例えば、肘が横に出るか出ないなどを問題にするのがそうです。

武術は肘が横に出る打ち方もあり、出ない打ち方もあります。膝も肩も腰もそうです。

そして太極拳は緩和(陽 )と緊張(陰)を合一にする武術です。もちろん、体は緩和も緊張もします。それが陰陽です。 陰陽全てを和合する動きを行わないと本当の健康にはなれないし、武術でもありません。

無条件の均衡反射が健康を維持する

 本能的な身を守る機能で有る反射は均衡反射と言われる無条件反射です。逆に条件反射は様々な条件によって与えられた反射です。

太極拳はその無条件反射の均衡反射を思い出し修練する武道です。

例えば、道を歩いていて、人とぶつかり、倒れそうになったとき、とっさに身を守ろうとして膝を曲げます。しかし、膝は曲がる極限を超えて壊れるわけです。日常に有ることであり、人間であれば誰にでも起こりうることです。

 山野を歩く時はその状況に応じ体の動く極限を使用して、最小限の動きも最大限の動きも多様に使用して現状を乗り越えて行くのです。

時には予測することもなく、その極限を超えた動きも要求されます。

武術も同じです。あらゆる状況に対応し戦います。

全て、その人間の体が動く範囲が全て使われるのが武道です。そしてその極限を超えても対応できるからこそ、体を壊すことも無く、人間が生まれて培った能力以上の、存在が始まった頃からの能力までが使用できるのであり、真の最高点の能力が出せるのです。

最高点とは最も小さく最小限の限度を極めることと、最も大きく最大限の限度の極限のことです。

極限又は最高点と言うことはその両方の極の限度であり到達点のことである。

太極拳はそこにある無意識の均衡反射を思い出し整え修練するところにあり。そこには人間の健康はもちろんのこと、それを超えた森羅万象とのバランス能力を保つことが出来るのです。

そこで、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が存在し、そこを思い出すことで、真の健康を得ることが出来るのです。

それを一生涯楽しく、ゆっくり動いて思い出すのが、套路です。

その套路を覚え、一生涯楽しく太極拳を行われたい方は是非私たちの太極拳にご参加ください。

武道としての楊式太極拳

太極拳楊式85式

気功太極拳(エアロタイチ)

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