調和本能(集団欲)

心理学などでは、人間が深層に持つ本能の中に、深い純粋欲求には森羅万象に所属しようとする集団欲という本能があります。

子孫を繁栄させるための本能の中に母性本能や性欲があったり、自分自身の命を維持するための本能として食欲や睡眠欲があったり、自分自身のテリトリーを守るための闘争本能があったり、人間は様々な欲望に駆られます。

その欲望は生きていく上での素晴らしいエネルギーでもあり、生きることのそのものです。

しかしながら、この世に生まれた人間の短い期間での体験が、悠久の昔からある純粋な本能を暴走さえることもあります。

最後の砦となるのが所属を得ようとする集団欲です。

その集団欲も自我に基づいている場合は所属や序列にこだわり暴走することもあります。

しかし、その本能が純粋欲求に基づき、本能と協調しているときこそ、全てを受容することで、全てを包括し、一体であることが所属を超越し、客観性にて愛されることは、主体性にて愛すことで達成し、心のそこからの充実感と幸せを感じるのです。

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